連載シリーズ「アンプ内蔵PCをつくる」のランディングページです。どんなものを作ろうとしているのか? そもそも、なぜ、そんなものを作ろうと思い立ったのか? おたまの長年の妄想は実現するのか? オーディオに長けている方、鼻で笑わず生暖かい目で見てやってください…。2回目以降のお越しの方は、製作編にお進みください。
アンプ内蔵PCをつくる
前書き
ずいぶん昔に買った JVC EX-N1 というミニコンポをずっと愛用していて、PC → EX-N1 → スピーカー という配線でPCの音を出しています。音自体は満足しているのですが、長年、以下の欠点を改善したいと考えていました。
- 無音状態が続くと15分程度で EX-N1 の電源がオフになる
- ミニコンポの分だけ机上の物理的スペースが狭くなる
- たいしたものを聴かないくせに冗長的かつ非効率である
そこで、PCケース内に小型アンプを内蔵させ、ATX電源からの電力供給で稼働させられないかと考えてあれこれ探していたのですが、本日、ちょうどよさそうなキットを発見しました。
エレキット 20W スレテオデジタルアンプ PS-3246
で、これを、次のようにPCケース内に組み込み、PCからコンポを介さずパッシブスピーカーに出力させようと思っています。
- ATX電源の余っているケーブル(ペリフェラルあたり)から12Vを拾って駆動させる
- 空いている5インチベイに格納して前面から音量調整できるようにする
- 拡張カードブラケットカバー oc PCケース左側面のアクリル板に穴を開けてスピーカーターミナルを設置する
電子工作も音響もさっぱり知識なんてないし、文系出身なのですが、DIYとかものづくりとかいう分野には興味がある延長でハンダ付けの経験はあります。基板や部品の点数を見る限りそんなド素人な私でもなんとかなりそうだと思い、ポチった後で情報を得ようとググっていたところ…。実は、沼に足を踏み入れてしまったことに気づかされたのです。詳細は参考資料を見て頂ければ判ると思います。ええ、ノイズ対策をきちんとしないと実用に耐えない代物を生み出してしまうようなのです。
果たして、ちゃんと完成させられるのか?
余談ですが、手持ちのPCはなんだかんだで8年使っていることですし、そろそろ挙動が怪しくなってきています。そこで、PCも新しく組み直そうと考えています。そのため、最終的にはタイトル通り「アンプ内蔵PCをつくる」ことが目標です。が、いきなり新システムに素人作のアンプを組み込むのは無謀というもの。不本意に壊してしまっても精神的ダメージが低くて済む現システムで動作実験を行った後で、PC組み替え作業を行う予定です。少し長くなるかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいませ。